第31回   「魔界転生」
監督 平山秀幸
出演 佐藤浩市、窪塚洋介、麻生久美子、加藤雅也、杉本哲太、黒谷友香、吹石一恵、古田新太、中村嘉葎雄、長塚京三
一口メモ 今から20年ほど前、深作欣二監督+千葉真一+沢田研二で公開された「魔界転生」のリメイク版です。さて各映画雑誌などでは、大絶賛の平山監督版「魔界転生」。映画ファンとしては、深作監督版とつい比べてしまうのですが、さてその出来具合は・・・・
ストーリー 1638年島原の乱。キリシタン弾圧に対する最後の抵抗・・・・・天草四郎時貞(窪塚洋介)を総大将とする37000の農民に対して、幕府は120000の軍勢を動員した。激しい戦闘の末、一揆を起こした全員が殺された。10数年後、徳川家光の治世。紀州の徳川頼宣(杉本哲太)は、名君とうたわれながらも、次期将軍になれないことを自覚していた。ある時、くすぶり続ける心の隙間に入り込むように、天草四郎が現れる。そして頼宣に囁く「天下を取りたくないのか」と・・・・四郎は妖術魔界転生で、荒木又右衛門(加藤雅也)を黄泉の国から蘇らせる。魔界衆を作り、現幕府を倒そうとしている計画を知った、柳生十兵衛(佐藤浩市)の前には、槍の宝蔵院胤瞬(古田新太)、宮本武蔵(長塚京三)、実の父親である柳生但馬守(中村嘉葎雄)らが立ちふさがる。
感想 映画雑誌が絶賛するほどではなかったというのが、私の第一印象でした。当然私は深作監督版の方が数倍面白いと思う。佐藤浩市は千葉真一十兵衛に、勝るとも劣らない迫力でした。しかし物語の流れが悪すぎる。36人切りをしたという剣豪荒木又右衛門、あんな最後でいいの???転生させた意味ないじゃん(怒)。生涯無敗を誇った宮本武蔵の最後って、あんなのでいいの?宮本武蔵ファンに怒られるぞ!また宮本武蔵のキャスティングはミスキャストでしょう。いまいち迫力無し。柳生但馬守との対決は、迫力ありでした。これには満足しました。しかし
天草四郎さん、最後にあんなパワーを見せるなら、魔界転生の意味が根底から吹き飛んでしまうのですが・・・・・最初からそのパワーを使えば?
個人的評価 ★★    麻生久美子さんは、凛とした和服の似合う女優さんでした。                




































第30回   「007/ダイ・アナザー・デイ」
監督 リー・タマホリ
出演 ピアース・ブロスナン、ハル・ベリー、ロザムンド・パイク、リック・ユーン、トビー・スティーヴンス、ジュディー・デンチ
一口メモ 「007」公開40周年記念ということで作られた本作。1作目に比べて、随分進化したが・・・・・
ストーリー ムーン大佐を抹殺すべく、北朝鮮に潜入したジェームズ・ボンド(ピアース・ブロスナン)は、激しい銃撃戦の末、大佐を滝壺にたたき込む。しかしその直後、追っ手に囚われてしまう。14ヶ月間囚われの身になり、壮絶な拷問に耐える。1本の橋を隔てて、捕虜交換が始まろうとしていた。ボンドはゆっくり歩き出した。すれ違ったのは、ムーン大佐の腹心ザオ(リック・ユーン)だった。自由の身になったボンドだったが、ダブルオーの資格は剥奪され、MI6の監視下に置かれる。ボンドは監視を逃れ、ザオが潜伏しているというハバナへ飛ぶ。そこで謎の美女ジンクス(ハル・ベリー)と知り合う。ザオはロス・オルガノス島に潜伏しているという情報をボンドは得る。島の病院でDNA治療をしているザオを、今一歩というところで逃がしてしまう。しかしボンドはザオが残した手がかりを得る。それはイギリスのダイア王グスタフ・グレーヴス(トビー・スティーヴンス)のダイアであった。アイスランド、グレーヴスの氷の宮殿に招待されたボンドは、そこで招待客として潜入しているジンクスと再会する。ザオとグレーヴスの関係は?グレーヴスの本当の目的は何か?今氷の宮殿で、熱い闘いが始まる。
感想 ピアース・ブロスナンのボンドに交代してから、いまいち物足りなさを感じていたのは、私だけではないでしょう。しかし今回の作品は、非常によく出来た作品だと思いました。007にありがちな、かったるいシーンは極力排し、ストーリー展開が非常にスピーディー。また今までの007作品のいいところを適度に配しています。007ファンなら思わずニヤリとするシーンも満載で、小道具などは見逃さないようじっくり観て下さい。冒頭のシーンでボンドが捕まり、拷問を受けるというのも、今までのスマートに脱出する作品とは違って、かえって新鮮に感じる。彼も女たらしのスーパーマンではないということか・・・・しかしなんと言っても007です。爆発、銃撃、カーチェイスのオンパレード。そんな馬鹿な!なんてシーンもあるけど、年に1回か2年に1回のお祭り騒ぎだと思って、突っ込みは無しにしましょう。1800円払っても、充分価値がある作品でした。
個人的評価 ★★★★  かの将軍様が観て激怒したのもむりはないか・・・・      




































第29回   「ボーン・アイデンティティ」
監督 ダグ・リーマン
出演 マット・デイモン、フランカ・ポテンテ、クリス・クーパー
一口メモ 私的には、いまいちパットしない印象のマット君主演ということで、ちょっと不安でしたが・・・・・
ストーリー 荒らしの地中海。救命胴衣を着けて波間を漂っている男(マット・デイモン)。を、偶然イタリアの漁船が助け上げる。気が付いた男は、全ての記憶を失っていた。彼の体には、チューリッヒ銀行の口座番号が埋め込まれていた。港へ着いた夜、野宿をする彼を警官がとがめるが、一瞬で2人の警官を倒してしまう。そんな自分に驚愕する男。翌日チューリッヒへ向けて汽車に乗る。・・・・・銀行の貸金庫からパスポートが出てくる。彼の名はジェイソン・ボーン。さらに金庫からは名前が違う数冊のパスポートと現金、拳銃が出てくる。急いでアメリカ大使館へ駆け込むが、昨夜の警官暴行で指名手配になっていて追われる身になっていた。その頃CIA本部のテッド・コンクリン(クリス・クーパー)は苦虫を噛みつぶしていた。ボーンが生きている。彼はすぐさまヨーロッパ全土から、暗殺者をボーンの元へ送り込んだ。危機を脱したボーンは、車に乗り込もうとしていたマリー・クルーツ(フランカ・ポテンテ)にパリまで1万ドル、着いたらもう1万ドルの報酬で車に乗せてもらうが、暗殺者達がボーンを追いつめていた。ボーンの背景に隠された真実とは何か・・・・・
感想 映画は感性のものですから、10人が観れば10人とも感想が違うのは当たり前。当然この作品は最高でしたと言う人もいるでしょう。私は・・・・最後まで楽しめませんでした。マット・デイモンが主人公のイメージではないんです。マット君どうしても育ちのいいお坊ちゃんに見えて、仕方がないのです。脚本は良かったのですが、私にとってはそれ以前の問題だったようです。はっきり言って、ストーリーもあまりよく覚えていないんです。と言うわけで感想はこれくらいで終わります。感想になってないだって?でも文面からなんとなく評価は想像出来るでしょう?
しかしマット・デイモンって、ジミー大西に似ていない?今にも右手を上下させて「やってる!やってる!」と言いそうで、ハラハラしてました。(笑)
個人的評   ヒロインのフランカ・ポテンテはなかなか魅力的な女優でした。                




































第28回   「カンパニー・マン」
監督 ヴィンチェンゾ・ナタリ
出演 ジェレミー・ノーザム、ルーシー・リュー、ナイジェル・ベネット、ティモシー・ウェッバー、デビッド・ヒューレット
一口メモ 「CUBE」を手がけたヴィンチェンゾ・ナタリ監督の、5年ぶりの新作。
ストーリー 退屈な日々を送る会社員モーガン・サリバン(ジェレミー・ノーザム)は、刺激を求めてハイテク企業デジコープ社の産業スパイになる。最初の任務は、他企業のコンベンションでの情報収集。ジャック・サースビーという人物になりすまして、初任務は成功する。さらに任務を重ねるうち、別の人格を演じることに喜びを感じ始めていた。しかしモーガンの前にリタ(ルーシー・リュー)という謎の女性が現れる。彼女はモーガンに、盗聴任務は全て仕組まれたもので、目的は洗脳であると言う。その真の目的は、別人格をインプットし完璧なスパイを作り上げることだと言うのだ。モーガンはリタに助けを求める。リタはデジコープのライバル、サンウェイズのスパイとなり、デジコープの情報を盗めば命は助けると約束する。しかしモーガンは更なる真実と陰謀に気づき始める。全ては最初から仕組まれていたのだろうか・・・・モーガンは本当の自分を取り戻すことが出来るのだろうか。
感想 結論から言うと1800円出して鑑賞するには、ちょいとキツイものがある。私は試写会だったからよかったけど・・・・しかし面白くない訳ではない、かと言って面白い訳でもない。「世にも怪奇な物語」の1エピソード程度のストーリーだったように思う。後半では大体オチが分かったし・・・・そのオチも完全に当たっていた。と言うわけで敢えて映画館で鑑賞するほどではなし。ビデオで充分かな・・・・
個人的評価 ★★                                     




































第27回    「マイノリティ・リポート」
監督 スティーブン・スピルバーグ
出演 トム・クルーズ、コリン・ファレル、サマンサ・モートン、キャサリン・モリス、マックス・フォン・シドー、
一口メモ フィリップ・K・ディックの短編SFをスピルバーグが監督するとどうなるか?「A.I」でも賛否両論あったけど・・・・お手並み拝見。
ストーリー 2054年ワシントンDC。犯罪は無くなり、市民の生活は全て監視、管理状態にある。犯罪は犯す前に透視され、事前に逮捕されるシステムになっていた。透視するのはプリコグと呼ばれる3人の透視能力者。その透視映像をもとに情報をまとめるのは、犯罪予防局のエリート、ジョン・アンダートン(トム・クルーズ)であった。ジョンは6年前に一人息子を亡くし、それ以来犯罪予防局で精力的に働いていた。未来に犯す犯罪を事前に取り締まり罰するシステムに、なんの疑いも持っていなかった。しかしある日プリコグ達の透視映像に、ジョンが映し出される。彼は36時間後に見ず知らずの男を殺すというのである。ジョンは「プリコグの情報に間違いはないのか?」という疑問をうち消すように働いてきた。しかし今彼は未来の自分の真実を求める為、犯罪予防局から逃走するのであった。かつての部下達がジョンを追う。本当にジョンは男を殺すのか?その裏に隠された陰謀とは何なのか?全ての行動をモニターされているなか、ジョンの孤独な逃走が続く。
感想 この作品も賛否両論になりそうな感じです。私個人としては、巨額の制作費がもったいないなと思いました。あの程度の演出なら、無名の監督、これから売り出そうとしている俳優を使って、B級アクションに徹した方がよかったのではないかと思う。年末年始の話題作だったので観たけど、ビデオで充分かな?あまり期待して観ない方がいいかと・・・・
しかしビルの壁を横滑りしながら登ったり降りたりする車には、私は乗りたくない。ジェットコースターより怖いぞ。よくあんな車に乗るなあ・・・・
個人的評価 ★★                                     





































第26回    「ロード・トゥ・パーディション」
監督 サム・メンデス
出演 トム・ハンクス、ポール・ニューマン、ジュード・ロウ、ジェニファー・ジェイソン・リー、ダニエル・クレイグ、タイラー・ホークリン、リーアム・エイケン
一口メモ 1作目の「アメリカンビューティー」で、いきなりアカデミー作品賞を獲ったサム・メンデス監督の2作目。2度目のアカデミー作品賞は獲れるのでしょうか。
ストーリー マイケル・サリヴァンJr少年(タイラー・ホークリン)が一人湖を見ている。彼は1931年の冬の6週間、父と過ごした日を思い出していた。
サリバンJrと弟のピーター(リーアム・エイケン)が自宅前で、雪合戦に興じている。その様子を笑いながら見ている母アニー(ジェニファー・ジェイソン・リー)。幸せそうな家庭のようにみえた。しかし帰宅した父マイケル(トム・ハンクス)が、ピストルを机に置くところをJrが見てしまう。マイケルはアイルランド系マフィアの大物ジョン・ルーニー(ポール・ニューマン)の元で働いていたのだ。ジョンはマイケルを実の息子のように想い、マイケルの子供達を孫のようにかわいがった。ある時ジョンの息子コナー(ダニエル・クレイグ)とマイケルは、組織の一人フィンのもとへ出かける。しかし父を馬鹿にされたコナーは、フィンを射殺してしまう。その現場を父の仕事が知りたいJrに目撃されてしまう。
幹部会でフィンを射殺したことを責められるコナーは、父へ恐れから追いつめられる。そして独断でマイケル殺しを命令し、自らはマイケルの家に出向きアニーとピーターを殺してしまう。難を逃れたJrとマイケルは、叔母の住む湖のあるのどかな田舎町パーディション(地獄)という名の街を目指す。しかしそのあとをルーニー達に雇われた殺し屋マグワイア(ジュード・ロウ)が追っていた。
感想 涙腺全開!(笑)  
特に息子をもっている父親なら是非観て欲しい作品です。私のように涙すること確実です。子供を愛さない親はいないと、妙にしんみり感じさせてくれました。ジョンが出来の悪い馬鹿息子コナーを想う気持ちも、マイケルがJrを想う気持ちも同じ愛情なのです。本当にいい映画でした。
またポール・ニューマンの演技は最高です。実の息子コナーと、息子以上に深い絆で結ばれたマイケルの間で苦悩する様は、涙無くしては観ることが出来ませんでした。
個人的評価 ★★★★★  今年観た映画の中では、最高ランクの作品だと想います。           


























第25回    「バイオハザード」
監督 ポール・アンダーソン
出演 ミラ・ジョヴォヴィッチ、ミシェル・ロドリゲス、エリック・メビウス、ジェイムズ・ビュアホイ
一口メモ 全世界で2000万本以上も売り上げた、テレビゲームの実写版。このゲームをやった事のない人も、名前だけは聞いた事があるのではないでしょうか。映画はゲームの1作目より前を描いているようです。
ストーリー アメリカ最大の複合企業アンブレラ。そのバイオ研究部門の所員500人以上が、原因不明の事故で死亡するという事故が起きる。同じ頃アリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)は古い洋館で意識を取り戻す。そこへ特殊部隊が突入してくる。リーダーは早速アリスに報告を求めた。しかしアリスは記憶喪失に陥っていた。彼等はアリスを連れて、屋敷の地下に隠された列車でハイブを目指す。そこは地下深くに造られた、アンブレラのバイオ研究所であった。特殊部隊の指命は、メインコンピュータのレッドクイーンの電源を切る事にあった。レッドクイーンはバイオ汚染を防ぐために、全ての扉をロックし所員500人以上を死に至らしめたのだった。レッドクイーンの防御システムが働き、何人かの隊員が犠牲になったが、電源を切る事に成功した。しかしそれは全ての扉のロックを解除することにもなり、そこからゾンビと化した所員達が溢れ出てきた。少しずつアリスの記憶も戻り始めた。この未曾有の大惨事にアリスも関わっていたのだろうか。ゾンビの攻撃をかわしながら、アリス達は無事地上へ脱出する事が出来るのだろうか。
感想 ゲームの世界観を充分盛り込んでいました。映画自体もゲームを進めているようでしたが・・・・面白くなかったわけではありません。そこそこ楽しめましたよ。しかしこの作品は主演のミラ・ジョヴォヴィッチを観に行く映画ですね。ミラ・ジョヴォヴィッチのカッコいいプロモ映画です。男性には必見のミラのヌードシーンも用意されています。これも男性ファン獲得のテクなんでしようね。そんな中で私が是非注目したいのは、特殊部隊員レイン役のミシェル・ロドリゲスでした。役どころもイイし、ミラよりカッコよく見えたのは私だけでしょうか・・・・「エイリアン2」のバスケスに通じるところがあったように思います。これからも要チェックです。
とにかく頭をからっぽにして、ストーリーがどうのとか野暮な事は言わないで、映画の中に入り込みましょう。きっと楽しめます(笑)
個人的評価 ★★★  ミラのバストは小さいな(笑)                               






















第24回   「リターナー」
監督 山崎貴
出演 金城武、鈴木杏、樹木希林、岸谷吾朗 
一口メモ 「ジュブナイル」の山崎貴監督の最新作。
ストーリー 表沙汰に出来ない金を横取りする事を生業にしている宮本(金城武)は、ある取引現場で銃撃戦の末、金を分捕る事に成功する。しかしこの取引が、長年探し求めていた親友の仇である溝口(岸谷五朗)の計画である事を知る。しかもこの銃撃戦でミリ(鈴木杏)という少女を誤って撃ってしまう。宮本はミリを助けるが、少女は82年後の未来から地球を救うために来たと言うのだ。82年後の地球は、宇宙人との全面戦争に突入しているそうだ。2002年の日本に最初の1体の宇宙人が飛来するので、その宇宙人を殺しに来たと言うのだ。全く信用しない宮本だったが、仕方なくミリに付き合わされる事になる。その頃溝口も宇宙からの訪問者の事を知る。そしてそれを横取りし、莫大な金を得ようと行動を開始するのだった。宮本は親友の敵を討つ事が出来るのだろうか。そして全面戦争を回避する事が出来るのだろうか。タイムリミットは3日間。
感想 ストーリーは「ターミネーター」じゃん。アクションは「マトリックス」&ジョン・ウー風じゃん。今までのアクション映画とSF映画のいいとこ取りじゃないの。でも臆面もなくここまでやると、かえって清々しいなあ・・・・あまり期待はしていなかったけど、なかなか楽しい作品でした。特にいつも人のいいアンチャンを演じていた岸谷五朗が、初の悪役に挑戦し、女子供も平気で殺す冷血漢を演じていました。これがなかなかの迫力でした。映像は世界でも十分通用するレベルだと思いました。ラスト近く変身合体ものの好きなお子様なら泣いて喜ぶシーンが用意されています。
個人的評価 ★★★  1800円出しても損はないと思います。                         























第23回   「ウインドトーカーズ」
監督 ジョン・ウー
出演 ニコラス・ケイジ、アダム・ビーチ、クリスチャン・スレーター、フランシス・オコーナー、ピーター・ストーメアー、ノア・エメリッヒ、
一口メモ 「MI:2」以来のジョン・ウー監督の最新作。色々な雑誌等で取り上げられているので、ご存じの人も多いかもしれませんが、ここでコード・トーカーズについての豆知識。アメリカ先住民族ナバホ族は、文字を持たず複雑な言語のみで文化を築いてきた。第2次大戦中アメリカ軍はナバホ語に注目した。アメリカ軍の暗号は、ことごとく日本軍に解読されていたのである。1942年に29名のナバホの若者が海兵隊に入隊し、暗号の訓練を受けた。最終的には400名の若者が、コード・トーカーズとして活躍した。ナバホ族の暗号は日本軍に解読されなかった唯一の暗号である。ちなみに2001年7月第1期コード・トーカーズ29名は、ブッシュ大統領から名誉勲章を授与された。
舞台となるサイパン島は、日本軍30000名のうち29000名以上が戦死した大激戦地である。
ストーリー ソロモン諸島での激戦で部下を全員死亡させてしまい、自らも傷を負ってしまったジョー・エンダース(ニコラス・ケイジ)は、PTSDに悩まされながらも再度戦地へ戻ることを決意する。彼に科せられた任務は、コード・トーカーズのベン・ヤージ(アダム・ビーチ)をいついかなる時も護衛し、暗号の秘密を守ること。しかし敵の捕虜となる危機が生じた場合は、どんな犠牲を払っても阻止しなければならない、極秘命令も含まれていた。そして彼等はサイパン島へと送られていった。
感想 涙腺の弱い私は、もう涙なみだ、涙腺全開でした。らしさという点ではジョン・ウーらしさは無くなっています。しかしそれはジョン・ウー監督の力量が落ちたわけではなく、今まで以上にヒットメーカーの貫禄が感じられるようになったということである。
戦闘シーンは大迫力です。これは是非映画館の大画面で堪能してもらいたいです。またナバホ族と一般兵士達との交流もじっくり描かれており、少し展開が読めるところもあるけど、それはストーリー全体から見れば些細な事であり、ストーリーに水を差す事にはなりません。特にクリスチャン・スレーターがいい味出しています。
とにかく入場料を払ってでも是非映画館で観るべし。
個人的評価 ★★★★★  ニコラス・ケイジの軍服姿、あまり似合っていないなあ・・・・        






















第22回    「スコーピオン」
監督 デミリアン・リヒテンシュタイン
出演 カート・ラッセル、ケビン・コスナー、クリスチャン・スレイター、コートニー・コックス
一口メモ ケビン・コスナー初の冷酷な悪役と言う事で、話題になっているようですが・・・・・
ストーリー エルビス・プレスリーカーニバルで賑わうラスベガス。そこへエルビスのコスプレをしたマイケル(カート・ラッセル)、マーフィー(ケビン・コスナー)ら5人の男が集まる。彼等の目的はカジノの現金強奪。激しい銃撃戦で仲間1人を失いながらも、現金強奪に成功する。だがマーフィーの裏切りによって仲間は殺されるが、マイケルは九死に一生を得る。ひょんな事からマイケルは、シビル(コートニー・コックス)と言う子連れの女と知り合うが・・・・大金は一体誰の手に、最後に笑うのは・・・・
感想 頭髪で悩んでいる世の男性諸君(私は悩んではいないが、ちょっと寂しくなりかけている・・笑)勇気を持て!ケビン・コスナーが登場するファーストシーンは真上からのカメラアングルだった。彼はそうとう薄くなってるぞ!感想とは関係ないな・・・・
私はケビン・コスナーが大嫌いなので、全然期待しないで観たのが良かったのか、けっこう楽しめました。しかし不満もありました。ケビン・コスナー初の悪役だったけど、今まで演じていたキャラクターのイメージがダブってしまって、どうもいまいち凄みがない。それは彼の細い声にも影響しているのかな?カート・ラッセルが女とガキに振り回されて、右往左往しているのも笑えました。あんたホントにプロの強盗なの?って突っ込み入れていました。最後はケビン・コスナーの「ランボー」状態でした(笑)
個人的評価 ★★★                                     


















第21回   「少林サッカー」
監督 チャウ・シンチー、
出演 チャウ・シンチー、ン・マンタ、ヴッキー・チャオ
一口メモ 原題名「少林足球」 予備知識なんにも無いです。
ストーリー えーっと、ストーリーはあってないようなものです。落ちぶれサッカー監督が、少林寺拳法をもっと世間に広めたいという主人公をサッカーに誘い。数々のライバルチームを倒しながら、全国大会の優勝に向けて突っ走るというお話。
感想 開いた口が塞がらない。大げさもここまでくれば、拍手ものです(笑) とにかく観ろ!って感じです。マンガチックなストーリーではあるけど、実写とCGの組み合わせは絶妙です。
個人的評価 ★★★★                                 












第20回   「スパイダーマン」
監督 サム・ライミ
出演 トビー・マグワイア、ウィレム・デフォー、キルスティン・ダンスト
一口メモ サム・ライミと言えば、スプラッターホラー出身の監督。「クイック&デッド」で一般的な映画もなかなか小気味よい演出だなと思っていたのですが、さてお手並みは如何なものか・・・・
ストーリー 冴えない高校生ピーター(トビー・マグワイア)は、好きな女の子メリージェーン(キルスティン・ダンスト)に想いをうち明ける事が出来ず、ただ遠目でで見守るのが精一杯。しかしある日、遺伝子操作をした新種のクモに刺されたことから彼の体に異変が起こる。その体はもの凄いパワーを秘めていた。高校を卒業し、親友のハリーとニューヨークへ出てきたピーターはカメラマンの仕事をしながら、大学へ通っていた。メリージェーンもニューヨークで女優を目指していた。その頃ニューヨークでは、ゴブリンと呼ばれる怪人が暴れ回っていた。ゴブリンはピーターの運命を変えてしまう存在であった。
感想 そんなのありか?なんて突っ込まない(笑) ビルの谷間をビュンビュン飛び回るシーンは気分爽快。でも街中に撒き散らしたクモの糸は、誰が片づけるの?って突っ込まない突っ込まない。思いっきり金を注ぎ込んだ脳天気娯楽映画です。年に1回や2回は、何も考えず楽しみましょう。ただウルルとするシーンも用意されています。しかしウィレム・デフォーの怪演ぶりは、観る価値ありです。
個人的評価 ★★★ 2004年には2作目が公開される予定です。ああっこれが2作目の           
         布石だなって、分かります。だぶん予想通りだと思います。












第19回   「ワンス&フォーエバー」   2002年アメリカ
監督 ランダル・ウォレス
出演 メル・ギブソン、バリー・ペッパー、マデリーン・ストウ、サム・エリオット、グレッグ・キニア、クリス・クライン、ケリー・ラッセル、ドン・ズオン
一口メモ 1965年ベトナムのイア・ドランの戦いを描いています。ハル・ムーア中佐と、戦場カメラマンのジョー・ギャロウェイの共同により出版された「We were Soldiers once...and young」を基に忠実にベトナム戦が描かれています。
ストーリー フランスの代わりにベトナムに軍事介入したアメリカであったが、まだ直接的な戦闘は始まっていなかった。しかし軍の上層部は、400名の新兵を最前線の真っ直中にヘリで運び落としていくという作戦を立てた。ハル・ムーア中佐(メル・ギブソン)は有能な軍人であったが、今回の作戦に言いしれぬ不安を抱いていた。ほとんどの兵士は実戦経験がなかった。そして1965年11月14日(日)10:48AM作戦は決行された。しかしそこは想像を絶する世界が待ち受けていた・・・・400人対2000人。圧倒的な人海戦で押し寄せてくるベトナム兵。一人でも多くの部下を家族のもとへ帰したいと、苦悩し奮闘するムーア中佐。戦場の真実を伝えようとシャッターを押し続けるジョー・ギァロウェイ(バリー・ペッパー)。イア・ドランの戦いで戦死した兵士の訃報を伝える事をかって出たムーア中佐の妻ジュリー(マデリーン・ストウ)。そして敵である北ベトナム兵も妻や家族や恋人の写真を抱いて、決死の覚悟で前線へ飛び出していった。壊滅寸前のムーア中佐の隊が最後の反撃に転じていった・・・・
感想 時代が違うけど、最前線で勝ち目のない戦いをするところは、「ブラックホーク・ダウン」にかなり似ています。比較する事はなかなか難しいけど、家族や恋人の愛をじっくり描いている点では、こちらに軍配が上がります。涙腺の弱い私は涙でスクリーンが何回もかすみました。とはいえ、この映画も80%以上は戦闘シーンです。リアルさ満点の戦闘シーンは是非大スクリーンで鑑賞して下さい。戦争は悲惨であるという誰でも分かり切った言葉は、この映画を観たあとでは陳腐にさえ思える。何も言えないのが本当ではないだろうか・・・・
個人的評価 ★★★★ 「プラスチックばかりのM16なんて頼りにならん!」と言って、                 
          ガバメントしか使わない古参の曹長がカッコ良かった。
                                                         










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