第32回  「17歳のカルテ」

         アクション映画もいいけど、たまにはこういう映画も観ます。
         主演はウィノナ・ライダー、アンジェリーナ・ジョリー、ウーピー・ゴールドバーグ。
         監督はジェームズ・マンゴールド。

         ストーリーは、自殺未遂を図ったスザンナ(ウィノナ・ライダー)が精神科へ入院させられるとこ
         ろから始まる。虚言癖、拒食症、人格障害など色々な病名の少女達が生活していた。
         スザンナはボーダーライン人格障害という病名を付けられる。そこでスザンナは、
         リサ(アンジェリーナ・ジョリー)という、型破りな少女と出会う。少しずつリサとうち解け、他の
         仲間達とうち解けていくスザンナ。しかしある事件をきっかけに、スザンナとリサの間にひび
         が入ってしまう。というストーリーです。

         この世の中、何が正常で何が異常なのか考えさせられる作品です。また精神医学、心理学
         等の学問が、いかに頼りないかも分かります。
         しかしなんと言っても、この作品はアンジェリーナ・ジョリーの演技が光っています。この作品
         でアンジェリーナ・ジョリーは、アカデミー助演女優賞を獲得しています。一番気が強そうなリ
         サ、だが実は・・・・という演技が最高です。
         とにかく彼女のファンであれば、観て損は無いです。


         個人的評価(☆☆☆☆)                    













   第33回  「ダイナソー」

        今回初めてのアニメ評です。私は食べず嫌いなのでしょうか、アニメはほとんど観ません。な
        ぜか食指が動かないのです。幼少の頃は別にして、大人になってから観たアニメは、宮崎アニ
        メと「トイストーリー」くらいです。今回は、娘が観たいと言ってたので借りてきました。

        さて物語ですが、「ダイナソー」と言うくらいですから、恐竜の物語です。
        あるきっかけで猿に育てられた恐竜(草食竜、名前をアダラーと言う)の冒険を描いています。
        ある時無数の隕石が落ちてきて、地球が壊滅的状態になってしまう。アダラー達は新しい土地
        を探しに旅に出る。そして同じように新天地を求めて旅をする、草食竜のグループに出会う。途
        中、肉食竜の襲撃にあったり、グループのリーダーとの対立があったりしながら、果たして新
        天地にたどり着けるのだろうかと言うストーリーです。

        さすがディズニー映画、主人公は困難に遭いながらも希望を捨てず、ラストはハッピーエンドに
        なる。この流れはディズニー映画の基本でしょうね。安心して観て下さい。
        CGは驚異的な進歩を遂げています。CGと実写を合成しているのですが、違和感は全然あり
        ません。ただ、主人公達の顔は若干人間ぽくなっています。
        ほとんどの場合、ディズニー映画は当たりはずれがありません。この映画もそうです。大人も楽
        しめるし、子どもと一緒に観るのもいいでしょう。



       個人的評価(☆☆☆)                      













     

       

 第34回   「初恋のきた道                                        
監督 チャン・イーモウ                     
主演 チャン・ツィイー
ストーリー 舞台は中国。山間の小さな村に、18歳になるデイと目の不自由な母親が住んでいた。この村に20歳の先生が赴任してくる。デイはこの先生に一目惚れをするが、純情な少女は何も言えず、ただ遠くから見つめるだけであった。先生も何となく好意を感じてはいたが、先生もまた純情であった。やっと心が通うようになったが、先生は街に帰らなくてはならなくなった。一途なデイは来る日も来る日も、先生との約束を信じて、街に通じる道で帰りをずっと待つのであった。そして・・・・・
感想 とにかく主演のチャン・ツィイーが愛くるしくて可愛い。純情で静かで、しかし一途で熱い演技をしています。お弁当に込めた愛情が、スクリーンからしっとりと伝わってくる。中国の豊かな自然と人々の温かい人間模様が、心を洗ってくれる作品です。私にもこんな純情な時代があったんだろうか?テレクラや出会い系サイトを利用するギャルに是非観て欲しい作品です。もっとも彼女達にはこんなカッタルイ映画、観る気も起きないでしょうが・・・・・時間がゆっくり流れている作品です。
個人的評価 ★★★★                    











 第35回  「リバティー・バランスを射った男」                                                              
監督 ジョン・フォード
主演 ジョン・ウエイン、ジェームス・スチュアート、ベラ・マイルズ、リー・マービン
ストーリー 西部の街を目指す、若い弁護士ランス(ジェームス・スチュアート)。しかし無法者リバティー・バランス(リー・マービン)に襲われる。重傷を負って倒れているところを、牧場主のトム(ジョン・ウエイン)に助けられる。トムの恋人ハリー(ベラ・マイルズ)の看護もあり、一命をとりとめる。ランスは街の人々に読み書きを教え、また法律が大切であることを説く。少しずつ心を引かれていくハリー。ひょんなことからリバティーと決闘になるが、リバティーを倒してしまう。一躍ランスの名前は有名になる。そしてランスは代議士に選ばれ、ハリーと共に街を出て行ってしまう。
感想 ジョン・フォードの傑作の一つである。日本公開は1964年。37年も前の作品だが、最近の映画と比べても、決して見劣りはしない。古い西部の男トムをジョン・ウエイン。新しい時代の代表がランスとして現している。頑固で不器用な西部男を演じたらピカイチのジョン・ウエイン。今回もいい味をだしています。滅び行く古い時代の男に涙・・・・・
個人的評価 ★★★★                   











 第36回   「続・荒野の用心棒」                                     
監督 セルジオ・コルブッチ
出演 フランコ・ネロ
一口メモ イタリア製西部劇。ビデオの部屋では初めてのマカロニウエスタンです。続となっていますが、「荒野の用心棒」とは全然関係ありません。おおまかなストーリーは、黒澤明の「用心棒」を元にしています。マカロニウエスタンは、いまから30〜35年くらい前に一世を風靡した作品です。当時ハリウッド製ウエスタンに慣れ親しんだ人にとっては、衝撃的でありました。賛否両論渦巻きましたが、日本でも数多くの作品がヒットし、多くのスターが生まれました。クリント・イーストウッドの名前がメジャーになったのもマカロニウエスタンからでした。その他ジュリアーノ・ジェンマも有名でした。
ストーリー 棺桶を引きずりながら、荒野をさまよう男ジャンゴ(フランコ・ネロ)。ある時、リンチを受けている女を助けたことから事件に巻き込まれる。地図にも載っていない、名もない街にたどり着いたジャンゴは、この町が二つの勢力に二分されていることを知る。二つの勢力を利用し、金塊を盗み出すことに成功するが・・・・・
感想 久しぶりにマカロニウエスタンを観ました。とにかくハリウッド製ウエスタンと比べると、全てが掟破りです。(笑) イタリア映画お得意の残酷描写あり、「ランボー」シリーズ以上の死傷者続出の荒唐無稽さ、全てが型破りです。しかもオマケに、さすがヨーロッパ映画、ラスト近くは人生虚しくなるシーンがあります。そうそうラストの決闘シーン、1対6なのですが、主人公が撃つピストルの発射音が7発なのは愛嬌でしょうか・・・・・
個人的評価 ★★                         
やっぱり私はアメリカ製ウエスタンが好きです。











第37回  「プルーフ・オブ・ライフ」
監督 テーラー・ハックフォード
出演 ラッセル・クロウ、メグ・ライアン、デヴッド・モース
一口メモ ラッセル・クロウ相変わらずかっこいい!ちょっと泣き出しそうな顔が、母性本能をくすぐるのでしょうか?メグ・ライアンも相変わらずキュートです。とても40歳とは思えません。
ストーリー 南米でダム建設技師として働くピーター・ボーマン(デヴッド・モース)が民族解放組織に誘拐される。元SASの隊員で現在は、凄腕の交渉人のテリー・ソーン(ラッセル・クロウ)に人質解放の仕事が入る。テリーとピーターの妻アリス(メグ・ライアン)はお互いなんとなく惹かれながら、人質解放の交渉を始めるが、様々な難関が待ちかまえていた。最終手段は武力解放しか残されていなかった。
感想 とりたてて凄い作品ではないのですが、なかなか魅力のある作品でした。それはラッセル・クロウのカッコ良さと、メグ・ライアンの可愛さによるものでしょうか。ラブストーリーも絡めていますが、コテコテでないのがかえって良かったように思います。「パール・ハーバー」のラブストーリーよりこちらの方が私には好感が持てました。ラストの戦闘シーンもなかなか迫力がありました。借りて損はないです。
個人的評価 ★★★                            











第38回  「悪いことしましょ」
監督 ハロルド・ライミス
出演 ブレンダン・フレイザー、エリザベス・ハーレー
一口メモ 「ハムナプトラ」とは、一味も二味も違うブレンダン・フレイザーに会えます。コメディーも充分いけます。それにしてもエリザベス・ハーレーのナイスバディーには目が眩みそうです。(笑)
ストーリー 会社員のエリオット(ブレンダン・フレイザー)は女にもてない、友達いないの冴えない男。ある日バーで同じ会社のアリソンに一目惚れをするが、あっさり振られる。気を落としている彼に一人の女が声を掛けてくる。7つの願いを叶えてあげるから、最後の願いが叶ったら魂を差し出せと言うのである。なんと彼女は悪魔(エリザベス・ハーレー)だったのだ。エリオットは思案するが、とうとう契約を結んでしまう。そしてエリオットに奇想天外な運命が待ちかまえていた。
感想 とにかくブレンダン・フレイザーの冴えない男役が、面白いほど決まっています。最後のオチは、こう来るだろうなと予想していたのですが、見事に裏切られました。笑いの中にも考えさせられる所があり、とても楽しい作品でした。それとエリザベス・ハーレーのコスプレを見るだけでも、充分価値がありますよ。チアリーダー、婦警さん、看護婦さんと男心をくすぐる?シーンが満載です。コスプレ好きは必見です(笑)
個人的評価 ★★★                         











第39回  「魔界転生」
監督 深作欣二
出演 千葉真一、沢田研二、緒方拳、若山富三郎、真田広之
一口メモ 角川映画が元気だった頃の作品です。主役級の豪華な顔ぶれは、今ではなかなか揃わないのではないかと思われます。
ストーリー 島原の乱で命を落とした、天草四郎時貞(沢田研二)が蘇り幕府に復讐を誓う。宮本武蔵(緒方拳)、槍の使い手宝蔵院(室田日出男)らを次々と蘇らせていく。その陰謀を柳生十兵衛(千葉真一)が打ち砕いていくが、父柳生但馬守(若山富三郎)も天草四郎によって蘇ってしまう。
感想 原作は山田風太郎の伝奇ものです。かなり荒唐無稽なストーリーですが、それを省いても充分楽しめる作品です。しかも豪快な立ち回りは迫力満点。千葉真一と緒方拳の一騎打ちは「激突」でも魅せましたが、今回も魅せます。また千葉真一と若山富三郎の立ち回りは、名勝負の一つに入れてもいいのではないかと思います。
個人的評価 ★★★★                      











第40回   「シノーラ」
監督 ジョン・スタージェス
出演 クリント・イーストウッド、ロバート・デュバル、ジョン・サクソン
一口メモ 監督が「荒野の七人」のジョン・スタージェスだが、どちらかというとマカロニウエスタン風の味付けがしてあります。
ストーリー ジョー・キッド(クリント・イーストウッド)は無口で無愛想だが、男気のある男だ。ある日ちょっとした罪で、裁判所で罰金刑を言い渡されているとき、白人から土地を奪われ不当な扱いをされていることをチャマス(ジョン・サクソン)が武力抗議に来る。そして2日後土地成金のハーラン(ロバート・デュバル)がやって来る。ハーランはジョーをガイドに雇い、チャマスを追跡する。しかしジョーは正当な裁判にかけて、自分達の正当性を主張するべきだとチャマスを説得する。そしてジョーとハーラン一味の闘いが始まるのであった。
感想 クリント・イーストウッドが若い!ウエスタンにおけるイーストウッドが演じる人物像は、ほとんど同じキャラです。無愛想、口より手が早い、無頼漢だがどこか悪を憎む心がある。今回もこのとおりです。だがこれがけっこう安心して観ていられる。ガンファイトもカッコいいです。そうそうGUNファンにも楽しんでもらえるシーンがあります。ウエスタンでは珍しく、モーゼルミリタリーが出てきます。ハーラン一味の一人が持っているのですが、途中でジョーに奪われて、後半では乱射シーンが出てきます。ピースメーカーでは歯が立たない(笑) またボルトアクションライフルが出てきて、長距離射撃のシーンも出てきます。
個人的評価 ★★★                        











第41回   「エル・マリアッチ」
監督 ロバート・ロドリゲス
出演 すみませんラテン系の人の名前は、覚えられません(笑)
一口メモ 知る人ぞ知る、「デスペラード」の元になった作品です。ロドリゲス監督は、予算80万円、製作日数2週間でこの映画を撮り上げました。それが認められてアメリカメジャーデビューを果たしました。
ストーリー 服役中の男アスールは、銀行強盗で手に入れた金を独り占めしているモコから命を狙われる。しかし反撃し、逆にやっつけてしまう。アスールは脱獄し、ギターケースにマシンガンを隠し持ち、モコに復讐を誓う。その頃マリアッチ(流しのギター弾き)がある街にたどり着く。この街で職にありつこうとするが、モコの手下にアスールと間違われ命を狙われる。アスールの復讐、マリアッチの反撃と三つ巴の闘いが始まる。
感想 作品からにじみ出るバイタリティーは褒められるが、ストーリーそのものは荒削りです。しかし予算80万円という超低予算で、ここまで出来るのは称賛に値すると思います。ストーリー性がどうの、カメラワークがどうのと論議をするより、その強烈なバイタリティーに触れてみてください。
個人的評価 ★★★                       











第42回   「生き残った者の掟」
監督 ジョゼ・ジョヴァンニ
出演 ミシェル・コンスタンタン
一口メモ 本家本元のフランス製フィルムノワールです。監督のジョゼ・ジョヴァンニは、第2次大戦中ナチス占領下のフランスでレジスタンスとして活動し、その時暗黒街とも通じるようになり、投獄、犯罪を犯すの繰り返しで、その後自らの体験を元に脚本を書き、監督としてデビューするという異色の監督です。しかしそのほとんどが実体験を元にしているので、妙に迫力があります。この作品はアラン・ドロン、リノ・バンチュラ主演でヒットした「冒険者たち」の元になった映画です。
ストーリー カルムック(ミシェル・コンスタンタン)は友人の墓参りで、昔なじみに再会する。昔なじみの口利きで、エレーヌという女と一晩を共にする。カルムックはエレーヌが監禁状態であることを知り彼女を自由にするが、カルムックとエレーヌを追って男達の追跡が始まる。そして男達から彼女の意外な素顔を知らされることになる。
感想 1966年の作品です。今時の映画と比べると、はっきり言って派手さはありません。アクションシーンもほとんどありません。しかしクールで乾いたタッチはドキュメンタリーを観ているようで、香港フィルムノワールよりスタイリッシュだと思います。ハードボイルド好きなら本家フィルムノワールは、何本か押さえておくべきでしょう。その他お奨めは「勝負(かた)をつけろ」「犬」「サムライ」「仁義」などいいですよ。但し、そうとう暗いです。(笑)
個人的評価 ★★★ジョヴァンニ監督に敬意を表しました。             











第43回   「隣のヒットマン」
監督 ジョナサン・リン
出演 ブルース・ウイリス、マシュー・ベリー、ロザンナ・アークェット、ナターシャ・ヘンストリッジ
一口メモ ますます頭の薄くなったブルース・ウイリスの最新作です。それ以外は特にありません。
ストーリー ニコラス(マシュー・ベリー)は気弱で、真面目だけがとりえの歯科医師。妻のソフィー(ロザンナ・アークェット)にはいつも悪態をつかれている。ある日ニコラスの家の隣に、男が一人引っ越してくる。男の名前はジミー(ブルース・ウイリス)。ニコラスは彼を見るなり、有名な殺し屋だと見抜いてしまう。ソフィーはジミーの首に掛かった賞金を手に入れようと、ニコラスに離婚を条件にジミーが所属していた組織に接触するよう説得する。組織のボスに接触したニコラスは、そこでシンシア(ナターシャ・ヘンストリッジ)という美人に一目惚れする。ニコラスを殺そうとするソフィー。ジミーを殺そうとする組織の男達。ニコラスとシンシアを殺そうとするジミー。そこにニコラスの女性秘書まで加わって、話はもつれ合っていく。最後に笑うのは誰だ。
感想 アクション映画ではない。かといってサスペンスでもない。ちょっぴりコメディーの味付けがあるドラマでしょうか。ちょっと中途半端に感じましたが、私は予備知識も何も無かったので、けっこう楽しめました。「スピーシーズ」のナターシャ・ヘンストリッジが出ているので、また色っぽいシーンがあるのかと思ったら、全然ありませんでした。残念。それにしてもブルース・ウイリスはますます頭が薄くなっているような気が・・・・・
個人的評価 ★★けっこう楽しめましたが、1800円払うのは辛いかな・・・・・                                             











第44回   「誘拐犯」
監督 クリストファー・マックァリー
出演 ベニチオ・デル・トロ、ライアン・フィリップ、ジェームス・カーン、スコット・ウイルソン、ジュリエット・ルイス
一口メモ ベニチオ・デル・トロってすごくサイコ顔してませんか?
ストーリー ロングボー(ベニチオ・デル・トロ)とパーカー(ライアン・フィリップ)はしがないチンピラ。ある日病院で、代理出産をするという女の情報を耳にする。その女の名前はロビン(ジュリエット・ルイス)。彼等は早速誘拐を計画し実行に移すが、ロビンは政財界の黒幕で石油王のチダック(スコット・ウイルソン)夫妻の代理で出産する女であった。そしてロビンのボディーガード、チダックの古くからの掃除屋ジョー(ジェームス・カーン)を巻き込んで、壮絶なラストに向かって突っ走るのであった。
感想 ストーリーはちょっと入り組んでいて多少複雑ですが、分かりにくいというほどではありません。流れもスピーディーです。ちょっと中盤ダレル感もしますが、けっこう力強く引っ張って行きます。ラストのガンアクションはリアルで壮絶です。最近のアクション映画は、軽いのりのガンアクションが多いですが、この作品はかなりヘビーでリアルです。ガンアクションの好きな人は必見です。それからジェームス・カーンの演技と存在感は、貫禄です。彼が登場するシーンは、重くグッと画面が引き締まって見えるのは私だけでしょうか。とにかくアクション映画の好きな人には絶対お奨めです。
個人的評価 ★★★★久々のハードなガンアクションでした。                    











第45回   「真昼の死闘」
監督 ドン・シーゲル
出演 クリント・イーストウッド、シャーリー・マクレーン
一口メモ 1970年に公開された、クリント・イーストウッドの初期のウエスタンである。監督のドン・シーゲルとセルジオ・レオーネは、イーストウッドの育ての親と言っても過言ではないでしょう。ドン・シーゲルとのコンビはその後「マンハッタン無宿」「ダーティー・ハリー」へと続きます。
ストーリー ホーガン(クリント・イーストウッド)は旅の途中、暴漢に襲われている尼僧サラ(シャーリー・マクレーン)を助ける。ホーガンはサラがフランス軍から追われていることを知る。当時フランスはメキシコを植民地化しようとしていた。サラはフランス軍の情報をメキシコ側へ流していたのだ。ホーガンはフランス軍の軍資金を頂こうと、サラを計画に引き込む。
感想 マカロニウエスタン調に味付けされ、エンニオ・モリコーネの音楽が一層雰囲気を盛り上げます。しかし今から30年以上前の作品ですので、ストーリー展開のスピードが、今と全然違います。それがちょっとカッタルイと言えばカッタルイです。それ以外は、特に可もなく不可もないという感じでした。イーストウッドのキャラクターも充分生かされていると思います。
個人的評価 ★★ もうちょっとという感じでした。                             











第46回   「メリーに首ったけ」
監督 ボビー&ピーター・ファレリー
出演 キャメロン・ディアス、マット・ディロン、ベン・スティラー
一口メモ 1999年公開作品です。ボビー&ピーター・ファレリー兄弟の下ネタ全開です。ギクッとするようなブラックジョークも楽しめます。
ストーリー メリー(キャメロン・ディアス)は誰からも好かれる、明るくて知的でキュートでセクシーな女子高生。テッド(ベン・スティラー)はダサイ落ちこぼれ高校生。ある日メリーの知的障害の弟を助けたことから、高校卒業パーティー、プロムに誘われる。有頂天になったテッドは、プロム当日メリーの家のトイレで用を足したあと、自分のチ〇コとキン〇マをズボンのファスナーに挟んでしまう。哀れテッドは救急車で病院へ・・・・それから13年後テッドは小説家の卵。13年経った今もメリーの事が忘れられないでいる。そして探偵ヒーリー(マット・ディロン)を雇い、メリーがマイアミに住んでいることをつきとめる。早速テッドはマイアミに乗り込むのだが・・・・・
感想 私はけっこうストレートで分かりやすい、アメリカ的ジョーク(下ネタ系)が好きです。この作品ではドンドン飛び出してきます。しかしキャメロン・ディアスの明るく快活な笑顔で、全然いやらしく感じませんでした。キャメロン・ディアスはそれほどファンではないのですが、キュートな笑顔はいいですね。明るく大声で笑いたい時には、お奨めだと思います。ちなみにメリーの前髪が、ピンと立っているポスターを見たことがある人もいると思いますが、どうしてそうなったか作品中で明らかになります。きっと大笑いすること請け合いです。
個人的評価 ★★★ 下ネタ嫌いな人には向かないかも・・・・                       











第47回   「ビッグガン」
監督 デュッチオ・テッサリ
出演 アラン・ドロン
一口メモ 監督のデュッチオ・テッサリは、ジュリアーノ・ジェンマとよくコンビを組んで作品を作っていました。この映画はアラン・ドロンにしては珍しくイタリア映画です。フランスのフィルム・ノワールをイタリアで撮ったらこんなになるよという感じの映画です。
ストーリー 凄腕の殺し屋トニー・アルゼンタ(アラン・ドロン)は、この裏家業に嫌気がさし、幼い息子の誕生日をきっかけに組織から抜けることを決意する。しかし組織は内情を知りすぎたトニーを放ってはおかなかった。ある日トニーが乗るはずだった車に爆弾が仕掛けられるが、その車に妻と息子が乗ってしまう。そして車は炎に包まれる。その日からトニーの組織への復習が始まるのであった。そしてラストに意外な結末を迎える。
感想 1973年に公開され、私も劇場で観ました。この当時はこれでもけっこう迫力あるアクションでしたが、今改めて観るとそれほどでもないんですよね。雰囲気はフィルム・ノワールしていました。しかしいまいちスタイリッシュさが無いように思いました。BGMには乾いたようなジャズがかかり、ヨーロッパのどんよりした冬の空がそれらしさを感じさせるのだが・・・・やっぱり本家本元には敵わないのなかあ。
個人的評価 ★★ アラン・ドロンが若くてかっこいい                            











第48回   「ゲット・ショーティ」  1995年
監督 バリー・ソネンフェルド
出演 ジョン・トラボルタ、ジーン・ハックマン、レネ・ルッソ、ダニー・デビート
一口メモ 最近活躍めざましい、ジョン・トラボルタの演技がなかなかいいです。
ストーリー チリ・パーマー(ジョン・トラボルタ)はマフィアのしがない取り立て屋。今日も洗濯屋のレオの借金取り立てに行くが、1ヶ月前に飛行機事故で死んでしまっていた。もう一件、映画監督のハリー・ジム(ジーン・ハックマン)の借金取り立てにロスヘ飛ぶ。しかしチリは根っからの映画好き、たちまちハリーと意気投合してしまう。そしてハリーの愛人、女優のカレン・フロレス(レネ・ルッソ)を巻き込んで、新作映画を作ろうとする。チリは資金作りに走るが、死んだはずのレオが生きていることを嗅ぎつけ、生命保険を借金のかたとして巻き上げてしまう。新作映画に動く金の臭いを嗅ぎつけて、胡散臭い奴らが動き出す。そして話は二転三転していく。チリとハリーは新作映画を作ることが出来るのだろうか。
感想 現実の映画製作もこのような感じなのだろうかと思わせてしまう。大なり小なり似たようなことはあるのではないだろうか。ストーリー展開もなかなかテンポ良く進み、最後まで飽きさせずに引っ張っていきます。
個人的評価 ★★★ レネ・ルッソは好きなタイプの女優さんです。                    











  

第49回   「冒険者たち」   1967年
監督 ロベール・アンリコ
出演 アラン・ドロン、リノ・ヴァンチュラ、ジョアンナ・シムカス
一口メモ 映画好きを自称するなら絶対観ておくベ作品です。
ストーリー マニュー(アラン・ドロン)は小さな飛行機会社に勤める遊覧飛行のパイロット。親友のローランド(リノ・ヴァンチュラ)はスクラップ屋を経営している。そこにひょんな事から知り合ったレティシア(ジョアンナ・シムカス)ガ転がり込んでくる。マニューは飛行機で凱旋門の下をくぐり抜けられるか挑戦するが、門の下に旗があって失敗する。ローランドは自作のエンジンでレーシングカーを作っているが、テスト走行でエンジンを潰してしまう。失望する二人に、財宝探しの情報が入ってくる。コンゴ動乱の時、財宝を積んだ小型機が海に墜落したと言うのだ。二人はレティシアを誘いコンゴへ行く。
三人の間に、友情とも恋愛感情ともいえる感情が芽生え始める。そしてそこには悲しい結末が待っていた。
感想 私が観たのは中学生くらいだったでしょうか。凄く新鮮でまたショックを受けた作品でした。ビデオでもう一度見直しましたが、その感動は色あせずにいました。奇妙な三角関係。悲しいラスト。余韻の残る終わり方。どれをとっても私は、傑作の一つだと自信を持って言います。
個人的評価 ★★★★★  フランス映画はオシャレです。                       











第50回   「DENGEKI」
監督 アンジェイ・バートコウィアク
出演 スティーブン・セガール、DMX、アイザイア・ワシントン
一口メモ 久しぶりのセガールおじさんの新作です。
ストーリー 演説を終えた副大統領の車を、テロリスト集団が襲う。少し前から異変を感じていた刑事オーリン・ボイド(スティーブン・セガール)は、間一髪のところでテロリストを撃退し、副大統領を救う。しかし手口があまりにも過激なので、掃きだめのような15分暑に左遷される。ここでも麻薬取引の現場を押さえるが、相手が潜入捜査官だったため交通整理にまで落とされる。しかし麻薬取引から警察内部の汚職を知ることになり、ジョージ・クラーク刑事(アイザイア・ワシントン)とコンビを組み、黒幕のラトレル・ウォーカー(DMX)を追うことになるが・・・・・
感想 ストーリー展開が少し雑に思えました。登場人物が多く、複雑かと言えばそうでもなく、本当の黒幕は誰かという推理もなんとなく分かってしまうし・・・・ちょっと冴えないです。但しセガールの合気道?は今まで以上に冴えていました。いつものように見ていて「痛っ!」と思わず言ってしまいそうな場面の連続でした。そしてコルトガバメントがやはり似合う。今回は白いグリップパネルを付けていました。とにかくデビュー当時の原点に戻ったような感じの作品で、好感は持てたのですが、ちょっと雑かなというのが感想です。それにしてもDMXって誰なんでしょう。けっこう格好いい役者さんでしたが・・・・
個人的評価 ★★★  セガールのガバの使い方は様になっています。                 











第51回   「ハムナプトラ・2」
監督 スティーブン・ソマーズ
出演 ブレンダン・フレイザー、レイチェル・ワイズ、ジョン・ハナ、アーノルド・ボスルー、ザ・ロック
一口メモ 一作目はあまり面白いとは思わなかったのですが、今回はどうでしょう。
ストーリー 今から5000年前、スコーピオン・キング率いる軍隊がエジプトを征服しようとするが、敗退する。命尽きる寸前スコーピオン・キングは悪魔に魂を売り復讐を果たす。そして1933年またまたエヴエリン(レイチェル・ワイズ)はリック(ブレンダン・フレイザー)を従えて、スコーピオン・キングが着けていたという、腕輪を探している。同じ頃大英博物館の館長も腕輪を探していた。かつてリック達が封じ込めたイムホテップ(アーノルド・ボスルー)を蘇らせ、腕輪の力を利用してスコーピオン・キングを倒し、世界征服をたくらんでいたのである。腕輪を手に入れたリックとエヴエリンの一人息子が誘拐される。そしてとうとうイムホテップも蘇らせてしまう。リックとエヴエリンの大冒険が始まる。
感想 連続冒険活劇の王道です。ハラハラドキドキのジェットコースタームービーです。少々の無理も、つっこみを入れないで素直に楽しみましょう。1作目はそれほど面白いと思わなかったのですが、なかなかどうして今回は楽しめました。イムホテップを愛する女、アナスクナムンの悪女ぶりも魅力的でした。ネタばれになるので詳しくは言えないが、悪の権化のようなイムホテップもかわいそうな男?ミイラ?ですね。げに恐ろしきは女なりでした。
個人的評価 ★★★荒唐無稽を脳天気に楽しみましょう                       











第52回   「ハード・トゥ・ダイ」
監督 スコット・ワイパー
出演 スコット・ワイパー、ルー・ダイアモンド・フィリップス、ナターシャ・ヘンストリッジ
一口メモ スコット・ワイパー監督、主演だそうです。私、スコット・ワイパーって知りません(笑)
ストーリー シカゴ警察の刑事ブーマー(スコット・ワイパー)は今日もおとり捜査をしていたが、ちょっとしたミスで相棒が殺されてしまう。激しい銃撃戦で犯人達を射殺する。暴力と殺伐とした生活に嫌気がさしたブーマーは警察をやめ、恋人(ナターシャ・ヘンストリッジ)が待つ街を目指して旅に出る。しかし旅の途中、ある人物と人違いされてから、マフィア、FBIから命を狙われることになる。二度と銃を手にしないと誓ったブーマーだったが、この局面から抜け出すには銃を手にするしかなかった。はたしてブーマーは無事旅を終わらせることが出来るのだろうか・・・・
感想 ストーリーは荒削り。人物設定もわかりずらい。だがスピード感とアクションのキレは、なかなか良かったのではないかと思います。
個人的評価 ★★銃撃戦はかなり迫力あるぞ。                                











第53回   「ラッキーナンバー」
監督 ノーラ・エフロン
出演 ジョン・トラボルタ、リサ・クードロー、ティム・ロス、
一口メモ ョン・トラボルタは悪役も善人もうまく演じますね。
ストーリー ラス・リチャーズ(ジョン・トラボルタ)はテレビ局に勤める人気絶頂のお天気キャスター。しかし内情は差し押さえが来るほどの火の車。一攫千金を狙って、スノーモービルの店を始めるがさっぱり当たらず、借金が増える一方。そこで悪友のギグ(ティム・ロス)に相談を持ちかける。ギグは強盗に見せかけて、保険金をだまし取る方法を教え実行に移すが、これも失敗。よけい借金を増やす結果となる。そこで最後の賭にでる。テレビ局で毎週行っているロトに目を付けたのだ。ロトガールのクリスタル(リサ・クードロー)を巻き込んで大勝負に出るが・・・・
感想 ジョン・トラボルタが人の良いキャスターを演じています。ストーリーは二転三転し、徐々にほころびが大きくなっていく様が、面白おかしく描かれています。ティム・ロスは相変わらず個性が強いです。今回はちょっとヤバ目の男を飄々と演じています。なかなか面白い作品だったと思います。
個人的評価 ★★★                                











第54回   「ドリフト」
監督 ツイ・ハーク
出演 ニコラス・ツェー、ウー・バイ、アンソニー・ウォン
一口メモ 「ドリフト」と言ってもカーアクション映画ではないよ。ツイ・ハーク監督香港で健在だったのね。
ストーリー 恋人と南の楽園で暮らすことを夢見ているタイラー(ニコラス・ツェー)は、一癖も二癖もある男達が集まる、身辺護衛会社に勤め始める。そしてある人物の身辺警護の時、ジャック(ウー・バイ)という男と知り合う。ジャックは傭兵出身で暗殺集団に所属していた。しかし恋人との穏やかな生活の為、組織を抜け出す。しかし組織は彼を手放すわけはなく、最後の仕事を依頼してくる。その標的を警護するのは、タイラーであった。異なる立場の男達ではあったが、どこか惹かれあっていた。そしてジャック最後の仕事が始まる。
感想 久しぶりの香港映画でした。基本的にはあまり好きではないのです。物語の途中間延びするし、滅茶苦茶オーバーなアクションだし、なぜこんなシーンが必要なの?という場面があるし、だからあまり好きではないのです。この作品も・・・・その通りでした(笑) ストーリー展開も基本的には、今までの香港ノワールと同じ流れでした。しかしことアクションシーンに関しては、凄いとしか言いようがありません。さすが世界一忍耐強い香港のスタントマンと感心します。「男達の挽歌」シリーズでジョン・ウーと共に名前が売れたツイ・ハーク。しかし何故かB級臭さが抜けないのでした。
個人的評価   あまり期待して観ないように。                               











第55回   「オープン・ユア・アイズ」
監督 アレハンドロ・アメナーバル
出演 エドゥアルド・ノリエガ、ペネロペ・クルス
一口メモ 劇場公開中の「バニラ・スカイ」の原案になった作品です。この作品を観て、トム・クルーズがリメイクを熱望したと言います。ついでにペネロペ・クルスを見そめたのもこの作品です。ちなみにペネロペ・クルスは、この作品でも「バニラ・スカイ」でも同じ役で出ています。
ストーリー ハンサムで金も名声もあるセサル(エドゥアルド・ノリエガ)は、ある日親友のガールフレンド、ソフィア(ペネロペ・クルス)に心を奪われてしまう。それまで付き合っていたヌーリアを冷たくあしらって、ソフィアに猛烈にアタックする。ある日ヌーリアにドライブに誘われるが、車ごと壁に激突する。ヌーリアは即死。セサルは一命を取り留めるが、自慢の顔は醜く変形してしまう。そしてソフィアに冷たくされる。ある日目が覚めると顔は元に戻っていて、冷たかったソフィアはセサルに愛を誓う。だがその日からセサルは幻覚に悩まされる。死んだはずのヌーリアがベッドに入っていたり、また醜い顔に戻ってしまっていたり・・・・セサルの身辺で、何かが起こっている。それは現実なのか、幻覚なのか・・・・アッと驚くラストに突入する。
感想 「トータル・リコール」プラス「マトリックス」だと私は感じました。どれが現実で、どれが幻想なのか。昔からよくある展開ですが、なかなか良く出来た作品だと思いました。じっくり観ないとよく分からないが、ラストは「ああっなるほど」と納得しました。でも作品的には好き嫌いが激しい作品でしょう。私はこういう作品は好きな方です。
個人的評価 ★★★大嫌いなペネロペのヌードは見たくないです。                     











第56回   「砲艦サンパブロ」
監督 ロバート・ワイズ
出演 スティーブ・マックィーン、リチャード・アッテンボロー、リチャード・クレンナ、キャンディス・バーゲン、マコ
一口メモ 間違いなくマックィーンの最高傑作の一つです。40年近く前の作品なので、スピード感は現在の映画と比べものにならないが、じっくり魅せます。トラウトマン大佐(ランボー)のリチャード・クレンナが若い。
子供心に感動した覚えがあり、ビデオを探していたのですが、やっと見つけることが出来ました。
ストーリー 中国人による排外運動が激化する1926年上海。サンパブロ号に赴任したジェイク・ホルマン(スティーブ・マックィーン)は、中国人と良心的に接するが、それは中国人からもアメリカ人からも反感を買うだけだった。外国人の中国人蔑視。中国人の激しい憎悪。ジェイクを信頼するポーハン(マコ)は裏切り者扱いされ、中国人女性メイリーと愛し合う親友フレンチー(リチャード・アッテンボロー)は無惨な死を遂げる。そして宣教師(キャンディス・バーゲン)の一団の救出を名目に、コリンズ艦長(リチャード・クレンナ)は中国軍との戦闘を命じる。
感想 にかく胸にジーンと来ます。まず結論から、映画通を自称するなら絶対観るべし。上映時間3時間がアッという間に過ぎてしまいます。派手さは全然ありませんが、ストーリーの緻密さでじっくり魅せます。マックィーンとキャンディス・バーゲンの淡いラブストーリーもいい感じです。マックィーン最高!
個人的評価 ★★★★★マックィーンの大ファンなので、ちょっと甘いかも・・・・・            











第57回   「パリは燃えているか」
監督 ルネ・クレマン
出演 ジャン・ポール・ベルモンド、アラン・ドロン、シャルル・ボワイエ、カーク・ダグラス、ジョージ・チャキリス、イブ・モンタン、ゲルト・フレーベ、アンソニー・パーキンス、オーソン・ウェルズ
一口メモ 40年くらい前の作品だったと思います。「史上最大の作戦」のようにオールスターキャストです。現在ここまでのキャスティングは不可能ではないでしょうか。若い人には馴染みが薄い名前ばかりですが、当時は超有名俳優ばかりです。ところで「パリは燃えているか」はヒトラーが発した言葉がそのまま題名になっています。
ストーリー 1944年ドイツ軍がパリを占領して4年。レジスタンスは着々とパリ解放に向けて行動していた。一方パリ占領軍司令官コルティッツ将軍は、ヒトラーから万一の事を考えてパリ全市に爆薬を仕掛けるよう命令を受ける。
レジスタンスは連合軍との交渉に成功し、連合軍はパリに向けて進軍することになる。
感想 ほとんどドキュメンタリーを観ているような感じです。白黒作品なのですが、時折入る記録フィルムが違和感なくストーリーに入り込んでいます。本当に淡々と物語は進んでいきます。迫力のアクション等を期待してはいけません。しかし上映時間3時間は、それほど永く感じませんでした。
第2次大戦の史実ものが好きな人は、観ていて損はないと思います。
個人的評価 ★★★                                                    











第58回   「ガルシアの首」  1974年
監督 サム・ペキンパー
出演 ウォーレン・オーツ、イセラ・ベガ、クリス・クリストファーソン
一口メモ このコーナー2回目の登場のペキンパー監督。今回も男の美学を魅せてくれます。原題は長いぞ「私にアルフレッド・ガルシアの首を持って来て」です。
ストーリー 賞金100万ドルを懸けられた男ガルシア。彼はメキシコの大地主の娘を妊娠させた為、命を狙われる。賞金の臭いを嗅ぎ取った、バーのピアノ弾きベニー(ウォーレン・オーツ)。ベニーの情婦エリータ(イセラ・ベガ)もガルシアと関係していた事を知る。しかし彼女はガルシアは交通事故で死んだと言う。ベニーは嫌がるエリータを連れ、ガルシアの首を求めて彼が眠る墓地へと向かうが・・・・
感想 さすが硬派のペキンパー監督。今回もラストに向けて突っ走る、男の美学が満載です。バイオレンス描写は美しささえも感じます。名脇役だった故ウォーレン・オーツが、社会からドロップアウトした男を熱演しています。少しずつ変化していく男の内面をじっくりと描いています。とにかくアクション映画ファンなら絶対観るべし。ヤワなアクション映画は吹っ飛ぶぜ!
個人的評価 ★★★★                                











第59回   「ネバダ・スミス」  1966年
監督 ヘンリー・ハサウェイ
出演 スティーブ・マックイーン、ブライアン・キース、スザンヌ・プレシェット、カール・マルデン、アーサー・ケネディ、ラフ・バローネ
一口メモ ハロルド・ロビンス原作の映画化「大いなる野望」のネバダ・スミス(アラン・ラッド扮)の前半生を描いたのが、この作品です。
ストーリー 両親とマックス(スティーブ・マックイーン)は幸せに暮らしていたが、ある日3人の男達が訪ねてきた事から不幸が始まる。3人の男達は両親を惨殺。マックスは復讐を誓うのだった。3人の男達を追って旅に出るが、拳銃の扱いもろくに知らない。そこにコード(ブライアン・キース)という旅の行商人と知り合うが、彼は復讐は愚かな事だとマックスに説くが、マックスの決意は固かった。その日からマックスの拳銃の特訓が始まった。やがてマックスの腕は上達していった。そしてコードと分かれる日がやって来た。それは再び復讐の旅に出る事であった・・・・
感想 はっきり言って現在のアクション映画と比べたら、アクションの迫力は及びませんが、しかし人物の描き込みはそうとうしっかりしています。マックスが、少年から大人の男に成長していく様子がしっかり描かれています。またマックスが旅の途中出会う人物も魅力的な人物ばかりです。ウエスタンは、もはや流行らないのかもしれないがですが、名作はやっぱり何度観てもいいですね。
個人的評価 ★★★★スティーブ・マックイーンの目の演技は最高です。                    











第60回   「URAMI/怨み」   2000年
監督 ジョージ・A・ロメロ
出演 ジェイソン・フレミング、ピーター・ストーメア、レスリー・ホープ、ニナ・ガービラス
一口メモ 日本では去年公開された作品です。ロメロ監督8年ぶりの新作です。ロメロ監督と言えば、「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」「ゾンビ」「死霊のえじき」のゾンビ3部作で、一部熱狂的なファンをつくり、マスター・オブ・ザ・ホラーとまで言われました。そのロメロ監督が映画界から干されてしまって、8年目にして新作公開。期待が膨らむ・・・・・
ストーリー 気弱で真面目だけが取り得のヘンリー(ジェイソン・フレミング)は、今朝も妻のジャニーン(ニナ・ガービラス)に馬鹿にされながら会社へ急ぐ。会社へ行けば上司のミロ(ピーター・ストーメア)にコケにされるしまつ。そんな毎日を過ごしていたが、ある朝目覚めると顔が無くなっていた。顔を無くすと同時に、今までの自分というものが消えていった。彼の心の奥底に沈み込んでいたものが、ゆっくりと浮き上がってきた・・・・・
感想 主人公のヘンリーがロメロ監督とダブって見えるのは、私だけでしょうか。しかし物語的にはいまいち面白くなかったです。ありがちなストーリー、充分想像のつくラスト。ロメロ監督の怒りのようなものは感じるのですが・・・・・かといってまたゾンビ映画を作ってもねえ・・・・・おとなしく引退された方がいいかも・・・・・
個人的評価 ★★ ちょっと評価が甘いかも・・・・・                                   











第61回   「ブリジット・ジョーンズの日記」
監督 シャロン・マグワイア
出演 レニー・ゼルウィガー、ヒュー・グラント、コリン・ファース
一口メモ 「ふたりの男とひとりの女」のレニー・ゼルウィガーの表情豊かな顔を見るだけでも充分価値ありです。
ストーリー ブリジット(レニー・ゼルウィガー)はちょっと太めの32歳OL。禁酒、禁煙、ダイエットを考えているがいつも挫折している。そして一番の悩みは恋人がいないこと。クリスマスパーティーに母親から紹介されたのは、超堅物の弁護士マーク(コリン・ファース)だったが、マークに気に入られずあえなく撃沈。最悪の新年を迎えるが、会社の上司ダニエル(ヒュー・グラント)と意気投合、恋人気分を味わうのだが・・・・・
感想 とにかくレニー・ゼルウィガーの表情が、ころころ変わって美人に見えます。女性なら、「そうそうこういう事ってあるよね」と言いたくなる場面続出。特に女性にお勧めの作品です。もちろん男性が観ても、充分面白いです。
しかしヒュー・グラントって初めて映画で観たのですが、もの凄いタレ目の馬面なんですね。こんな顔に女性ファンが多いなんて、信じられません。って感想には関係ないコメントでした。
個人的評価 ★★★★ 美人ではないけど、なぜか魅力的なレニーでした。                      











第62回   「ワイルド・スピード」
監督 ロブ・コーエン
出演 ポール・ウォーカー、ヴィン・ディーゼル、ミシェル・ロドリゲス、ジョーダナ・ブリュースター、リック・ユーン
一口メモ 日本車ってこんなにカッコ良かったの?
ストーリー 続発する車の窃盗団を捜査する為、警察官のブライアン(ポール・ウォーカー)は、ドミニク(ヴィン・ディーゼル)率いるストリートレーサーのチームに潜入捜査を始める。敵対するチームとのいざこざ。ドミニクとの信頼関係。しかしブライアンの身分がバレタ時、ラストに向けて一気に展開は加速していく。
感想 結論から言います。大迫力のカーアクションを期待したらだめです。予告を観る限り面白そうだったのですが・・・・ビデオでもちょっと腹が立ちました。主人公は何のために潜入捜査をする必要があったのでしょう。正式に令状を取って捜査した方が、もっと早く事件は解決したと思う。主人公、ジタバタしているだけではないか。それと出てくる車は、ほとんど日本車ばかり。スープラ、シビック、RX−7、GT−R、シルビア・・・・・お〜い!アメ車はどこだ。迫力のV8サウンドを聴きたい。
「ブリット」「フレンチコネクション」「7アップス」「マッド・マックス」を超えるカーアクションはないのかなあ・・・・
個人的評価   主人公もその上司もマヌケ野郎です。                                       











第63回   「VERSUS/ヴァーサス」
監督 北村龍平
出演 坂口拓、榊英雄
一口メモ 一口メモで説明するほどの予備知識はまったく無し。一口で表現するなら、日本版「ハイランダー」でしょうか。
ストーリー 刑務所を脱獄して来た男。男は森へ足を踏み入れる。その男を追って謎の集団が追跡を開始する。そして凶暴な刑事2人も追跡を始める。終わりのない壮絶な闘いが始まる。それは時空を越えた500年前に端を発していた。
感想 理屈抜き!こんなに面白い映画があったのだろうかと思いました。日本映画もまだまだ捨てた物ではないです。スピード感、展開の速さ、そしてなによりバイタリティーが感じられます。セリフは殆どなし、全編の90%は闘いのシーンです。撃って撃って撃ちまくり、斬りまくる。アクションを前面に押し出したのに、飽きさせずこんなに面白いとは・・・・・邦画の嫌いな人も絶対観るべし!考え方変わるぞ!
個人的評価 ★★★★  主人公2人もなかなかカッコいいです。                            











第64回   「ヤング・ブラッド」
監督 ピーター・ハイアムズ
出演 ジャスティン・チェンバース、ティム・ロス、カトリーヌ・ドヌーブ、スティーブン・レイ、ミーナ・スバーリ、ニック・モーラン
一口メモ 三銃士のダルタニアンの物語です。
ストーリー 幼い頃両親を目の前で殺されたダルタニアン(ジャスティン・チェンバース)は復讐を誓い、14年後父と同じ銃士隊に入るためパリを訪れる。しかしパリは国王の権威は地に堕ち、リシュリュー枢機卿(スティーブン・レイ)が権力を振るっていた。そして軍隊を持つまでになっていた。その隊長フェブル(ティム・ロス)こそが、ダルタニアンが探し求める仇だった・・・・・
感想 ストーリーそのものは単純明快。誰もが楽しめる剣劇アクション映画です。アクションシーンも目を見張るものがあり、ジャッキー・チェンよろしく梯子を使ったアクションはなかなかのものでした。安心して観る事が出来る、勧善懲悪の世界が楽しめます。しかしこの作品には罪はないのですが、同時期に観た映画「VERSUS/ヴァーサス」があまりにもぶっ飛んでいたので、印象がちょっと薄くなったのは仕方のない事でしょうか。こっちを先に観ていたら、もっと印象は変わっていたかもしれません。
個人的評価 ★★  しかしティム・ロスの演技はいつ観てもいいですね。                      













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